デマンド制御(ピークカット)とは、需要家自身が使用する電力量を監視し、デマンドが契約電力を超えないように負荷設備を制御するシステムです。人が計器を眺めながら、負荷が増加しては切り離すということは現実的ではないため、デマンド制御装置を設置し、契約電力が超過しそうになったら、一部の負荷を自動で切り離す制御を行います。
デマンド制御装置は、現時点使用電力と負荷状況を常時監視し、デマンド値が契約電力を超過しないように負荷制御を行うものです。デマンドが契約電力を超過することが予測された場合、負荷を切り離すか負荷容量を制限しなければ、契約電力の変更を余儀なくされます。
予測電力が契約電力を超過することが判明した場合、警報を発することで管理者に警告したり、負荷を自動的に切り離す制御を行います。デマンド制御装置を用いて負荷を制限すれば、予期せぬデマンド超過を防止することが可能です。
|